仲間を作れる職場で働いていると、仕事に関する苦楽を共有しやすい。プロジェクトの成功を一緒に喜んだり、失敗したときに慰め合ったりすることが魅力だ。また、人は孤独に働いていると、自身の感情を内側に溜め込みやすい。そして、負の感情の蓄積でストレスが溜まると、仕事に支障を来しかねない。その点仲間がいる職場だと、相談という形でストレスを共有してもらえる。ストレス解消には、誰かに話を聞いてもらうということが大切だ。そうして、ストレスを解消して、仕事がスムーズに進む可能性がある。もちろん自身が仲間の相談に乗らなければならないこともあるだろうが、ひとりでストレスを抱え込む状況よりは良いはずだ。

また、仲間の存在が働くモチベーションになることもある。ひとりで働いている場合は、自分はいったい何のために働いているのかが分からなくなることが珍しくない。しかし、仲間がいる職場だと、自身を会社の一員として認識しやすく、社会に貢献しているという実感が沸きやすい。また、同じ職場の仲間のために働きたいと、発奮することもあるだろう。

さらに、仲間はときにライバルになる場合もある。人は近いレベルの他人と競争をした方が、仕事のスピードが上がったり、質が良くなったりする傾向がある。したがって、年齢や役職などが近い仲間がいると、同じ目標に向かいながら切磋琢磨することで、自身の仕事に対する熱意が高まるだろう。その結果、仕事で成果を上げやすくなり待遇が良くなったり、自身の仕事のスキルが高まる可能性は十分ある。